原川ボス 今月のコラム

2026年01月26日

2026年の幕開けに思うこと

2026年が始まりました。
皆さま、穏やかな新年を迎えられましたでしょうか。
今年の1月は、極寒の日が続いたかと思えば
春のような暖かさもあり、
体がついていかないほどの寒暖差ですね。
どうぞ体調には十分お気をつけください。
うま年のスタート、健やかに過ごしていきたいものです。

さて、今回のテーマは「2026年の幕開けに思うこと」です。
年初には、社内で研修会を行いました。近頃は従業員の年齢層が上がり、何かと体に不調をきたす人が増えてきたこともあり、自然と「健康の大切さ」が話題に上がりました。若い頃は多少無理をしても何とかなりましたが、年齢を重ねると、なかなかそうはいきません。インフルエンザやコロナなどの感染症に負けないよう、食事・運動・睡眠という生活の基本を整えることが、仕事への前向きさにもつながると改めて感じています。

ちなみに、私自身の健康のための習慣は、発酵食品を積極的に食べることです。最近は、手軽でおいしいヤクルトを毎日コツコツ続けています。そんな小さな継続が、一年を元気に走り抜ける力になると思っています。
話題は変わりますが、世の中の動きを見てみると、年頭から株価や政治の話題で持ちきりです。世界情勢も落ち着かず、どんな年になるのか読みにくいですね。こういう時こそ、我が身も自国も自分で守るという意識が必要なのかもしれません。

住宅業界に目を向けると、今年も新築戸建住宅の着工数は厳しい数字が予想されます。資材調達力に勝る大手メーカーや、これから施主になり得る20~30代の感性を捉えた新興住宅会社が勢いを見せる一方で、長年地域を支えてきた中堅の住宅会社や工務店が苦戦を強いられているのが現実です。建物価格はここ数年で1.5〜2倍にふくれ上がり、小さめの家でコストダウンを図る方法を選ばざるを得ない状況です。

また、今の若い世代は便利なものに囲まれ、情報も多く、それらを楽しむには圧倒的に時間が足りないと思います。子どもを持つことで自由が制限されると考える人も多く、家づくりに積極的になれない気持ちもあるのでしょう。政府がフランスのように出生率が持ち直した国の施策を参考にするのも一つの手かもしれません。
こうした背景もあり、住宅業界全体が新築一本では立ち行かなくなりつつあります。リフォームや非住宅分野に力を入れる会社が増え、当社もその流れを強く感じています。例えば、トラックの荷台の板の張り替えに使う特殊な寸法のベニヤ板の需要など、思わぬところに活路が見えることもあります。マンションリフォームに特化する工務店も増え、建材も“全部扱う”のではなく、下地材など一部に特化して販売する同業者も出てきました。
今はまさに、隙間の仕事を丁寧に拾い、それらを組み合わせながら売上を積み上げていく時かもしれません。弊社もさまざまな可能性を探りながら、少しずつ前に進んでいきたいと思っています。そして、家を建てるという目標が、若い世代にとって重荷ではなく希望であるために、私たちも知恵を絞らねばなりません。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
(2026年1月16日 記)

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

2025年11月28日

非日常の旅と2026年に向けて

11月に入り、街路樹の色づきが深まってきました。
今年は平年よりも気温が高い日が続いた影響で、
紅葉の見頃が遅れているようです。
朝晩の冷え込みに、冬の足音を感じるこの頃、
気づけば、今年も残すところ1か月余りとなりました。
年末に向けて慌ただしくなる時期ですが、
インフルエンザの流行も始まっていますし、
手洗いやうがいなど、日々の予防を心がけながら、
元気に乗り切りたいものです。

さて、今回のテーマは「2025年を振り返って」です。2025年もあっという間の一年でした。「子どもは1年を長く感じる」とよく耳にします。フランスの心理学者ジャネーが提唱した「ジャネーの法則」によると、人生の中で経験した時間の割合が、体感の長さに影響するそうです。1歳の子にとっての1年は、まさに人生のすべて。でも、今年で70歳になる私にとっては、人生の70分の1にも満たない。時間の流れが加速しているように感じます。

そんな中、久しぶりに海外へ行きました。問屋さん主催の研修旅行で、行先はグアムです。新型コロナ感染拡大の頃からずっと海外に出ていなかったので、もう何年ぶりか思い出せないくらい久しぶりで、飛行機に乗るだけで非日常を感じました。空港の仕組みも、出入国のルールもデジタル化が進んでいました。

初日はアドベンチャーツアーに参加。船で川を遡り、ジャングルのような森の奥へ。木の上にいた1メートルはありそうなオオトカゲも見ました。原住民の生活跡や遺跡のような場所を訪れ、ココナッツジュースをその場で飲む体験もしました。小屋のような場所で食べた昼食は、ケチャップご飯のような見た目の赤いご飯(ケチャップ味ではない)と鶏肉、バナナのココナッツミルク漬けなどの郷土料理のようなメニュー。日本では出会えないものばかりで、そういった食事も旅の醍醐味ですね。

二日目の予定はイルカウォッチングでした。グアムの海は一年を通して水温が高く、イルカが暮らすのに理想的な環境だといわれています。野生のイルカに出会える確率も高いと聞いていたので、楽しみにしていました。残念ながらイルカの姿は見られませんでしたが、代わりに透き通る海を悠々と泳ぐウミガメを見ることができて、その光景に感動しました。

滞在中、驚いたのは物価の高さです。500mlの水1本200円、カップ麺900円、ハンバーガーショップの小さなハンバーガーが1500円、コーヒー900円……。アウトレットに行っても「全然安くないな」と感じるほどで、円安の影響が肌感覚で迫ってきました。

ここで職業柄、つい「家の値段」にも考えが及びます。海外の物価が上がれば、輸入建材も高くなる。結果として、日本の住宅価格も上がる。実際、住宅価格は以前の1.5倍です。特に浜松は輸送機器メーカーが多い地域なので、トランプ政権の関税ひとつで、社員の生活マインドが変わり、財布の紐が固くなり、我々の売り上げにも直結します。グアムの水200円は笑い話ではなく、私たちの現実の延長線上にあるのだと実感しました。

2026年は、会社にとっても、70歳を迎えた私自身にとっても、節目の年になるといいなと考えています。これまでのやり方を大切にしながらも、次のステージへ進むために、新たな仲間を迎え、次の体制づくりに取り組みたいと思っています。

明るくて、元気な方に来ていただけたらありがたいです。経験は問いません。半年もすれば、誰でもしっかり戦力になりますし、新しい風が入ることで、職場の空気も自然と引き締まります。中小企業にとっては、一人の入社が大きな変化を生むものです。

そして私自身は「次の世代へバトンを渡す」意識が一層強まっています。まだ健康で自由に動ける今だからこそ、未来へ向けた次の一手を打ちたいです。

最後になりましたが、今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い致します!
(2025年11月10日 記)

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

2025年09月29日

防災月間到来

9月も半ばを過ぎ、ようやく朝晩には
秋の気配が感じられるようになりました。
あっという間に今年も残り3か月弱です。
夏の疲れが残っている方も多いかもしれませんが、
なるべく無理せず過ごしたいですね。
また、巷ではコロナの感染者が増加しているようです。
罹患しないように体調管理に気をつけていきましょう!

さて、今回のテーマは「防災月間到来」です。猛暑の夏を経て、今年も防災の日(9月1日)を迎えました。今年は日本各地で豪雨をはじめとする自然災害が相次ぎましたね。身近なところで言うと、静岡県牧之原市では9月4日に竜巻が発生し、住宅の屋根が飛ばされる、電柱が倒れるなどの甚大な被害が出ました。気象庁によると、竜巻の規模は過去最高クラスと推定されており、突風による被害の危険性が改めて注目されています。気候の不安定さが増す中、私たちの暮らしも災害への備えを見直す時期かもしれません。
静岡県は、こうした自然災害への備えが昔から進んでおり、特に住宅の耐震基準が厳しいことで知られています。その背景にあるのは、「南海トラフ地震」への警戒です。静岡県は、「安政東海地震(1854年)」や「昭和東南海地震(1944年)」など、過去に南海トラフ沿いで大地震が発生した地域です。そのため、国の基準に加えて県独自の耐震診断制度や補助制度が早くから整備されてきました。
全国的に知られているのは2001年に立ち上げられた木造住宅の耐震化プロジェクト「TOUKAI-0」ですが、それ以前から、耐震化への取り組みが進められていました。1978~1980年にかけて、木造住宅の耐震診断基準及び改修設計指針、RC造建築物構造設計指針などを独自に整備。さらに「わが家の専門家診断事業」では、電話で申し込める無料診断制度を導入し、住民の意識向上に貢献してきたのです。
こうした県の取り組みに加えて、浜松市では地域ごとの「自主防災隊」も大きな役割を担っています。「自主防災隊」とは、町内会や自治会を母体とした住民主体の防災組織。災害時の初動対応や避難誘導、安否確認などを行う体制が整えられています。私が暮らす地域では、これまでに消火器の使用訓練や放水訓練、炊き出しの実習などが行われ、実践的な備えを進めています。また、何年かに一度、賞味期限が近づいた保存食や水を住民に配布する活動もあり、備蓄品の循環と防災意識の向上に役立っています。
自然災害はいつ、どこで起きるかわかりません。だからこそ、日頃からの備えが何よりも大切です。住宅の耐震化を見直すのはもちろん、地域の防災活動への参加や、自分自身の意識を高めることなど、それぞれの備えが少しずつでも進んでいけば、安心につながっていきます。他人事ではなく自分事として、防災について考えていきましょう! 
(2025年9月17日 記)

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

前のページ

次のページ

  • 1
川原の最新情報をメールでお届け 住まいのことならお気軽にご相談ください
▲PAGE TOP