原川ボス 今月のコラム

2019年07月30日

時間をかけて、納得のいく家づくりを

あっという間に7月ですね。
今年も暑い季節がやってきました。
とは言え、天候によっては
長袖で丁度良い気温の日もあり、
外出時の服装選びに迷う方もいると思います。
気温差が激しいので、
体調を崩してしまう人も多いですよね。
日頃から健康管理に気を配り、
ベストコンディションを心がけつつ、
夏本番を迎えたいものです。

さて、今回のテーマは「時間をかけて、納得のいく家づくりを」です。
2019年も後半に入りました。新元号・令和の響きにすっかり慣れましたし、消費税増税への心の準備も着々と進んでいます。我々建材業者にとって、消費税増税の実施の影響がいかほどかは、非常に気にかかるところですが、現時点では、新築戸建て住宅着工数のペースは例年とほとんど変わらない印象です。むしろ、駆け込み需要もさほどない手応え。というのも、政府しかり、ハウスメーカーや工務店しかり、「増税前に家を建てる方が断然お得!!」とお施主さんに発破をかけないからだと思います。
消費税は土地代にはかからず、建物のみにかかります。仮に新築の建物部分をもろもろ含めて2000万円とすると、税率8%の時は160万円、税率10%になると200万円でその差額は40万円です。決して小さくはない額ですが、この40万円の差を埋められると言われている制度をご存知ですか。「住宅ローン減税控除期間の3年間の延長」、「すまい給付金の増額」、「次世代住宅ポイント制度」です。詳細は省略しますが、「近いうちに戸建て住宅を建てたいな……、と考えているうちに増税してしまう!」と、諦めかけている方は、ぜひ一度、上記のキーワードを調べてみてください。きっと、「慌てなくても大丈夫」と安心できるはずです。時間をかけて、納得のいく家づくりを進めてくださいね!
そんな増税の影響は、建材の値上がりにも……。原材料費や輸送費の高騰のしわ寄せで、値上がりが続いています。それも、いきなり大きく値上がりするのではなく、少しずつ少しずつ、まるでボディーブローのように効いている値上がりです。増税後も続きそうで、利益率の減少が懸念されます……。
さて、ちょっと強引な話題転換ですが、建材の原材料つながりで、先月マレーシアへ視察にいった時のことを記したいと思います。訪れたのは、マレーシア領の西側3分の2を占める、ボルネオ島のサラワク州。ここに建つ、大建工業株式会社の工場では、ベニヤ板やMDF(木材を繊維状にして圧縮、固めたもの)を製造しています。普段何気なく手にしている建材の製造過程を見るのは新鮮な体験でした。ラワン材と言われる合板の原木を見たのですが、大きくまっすぐで節が無く、枝が少ない! きれいな木だなあ、これは加工しやすいからドンドン伐採されるわけだ……と納得がいきました。マレーシアは初めて訪れましたが、これまで滞在したことのあるフィリピンやタイに比べると、治安が良く、街並みがきれいで、どんどん発展している印象を受けました。それでいて、東南アジア独特のゆったりとしたムードも漂っており、視察以外の時間はのんびりと過ごすことができました。以上、記念すべき(!?)令和初の海外視察旅行のご報告でした!
(2019年7月1日 記)

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原川誠
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2019年05月30日

令和はどんな時代に!?

平成の終わりと令和の始まりをはさんだ
ゴールデンウィーク、
皆様はどのように過ごされましたか?
10連休を楽しんだ方もいれば、
休んでばかりはいられなかった……という方もいたと思います。
かくいう弊社も、10連休ではなく、
連休前は急ぎの仕事に追われ、
連休明けも急ぎの仕事に追われ……。
となるのは必至なので、このコラムは
ゴールデンウィーク前に執筆しました。
メールマガジン発行までタイムラグがありますが、
お付き合いいただけますと幸いです。

さて、今回のテーマは「令和はどんな時代に!?」です。
新元号の発表以来、「さよなら平成」ムードが高まっていますね。テレビやラジオ、新聞や雑誌等、各媒体で盛んに平成回顧の情報が取り上げられています。懐かしいヒットドラマやヒットチャートを見聞きして、平成を振り返る方も多いのではないでしょうか。
私は昭和時代に弊社に入社し、平成になって社長職を継ぎ、今に至ります。社会に出て三つ目の元号を迎えるにあたり思うのは、とにかく便利な世の中になったな、ということです。
特に、インターネットの普及は、世の中を大きく変えたように思います。1990年代にインターネットサービスプロバイダがサービスを開始し、早30年。ダイヤルアップ接続サービスだった時代は今や遠い昔、現在は街中のFree Wi-Fiを利用できるようになりました。携帯電話はスマートフォンになり、そのスマートフォンでキャッシュレス決済も可能になり、財布を持たずに出かけられる世の中に。こうした便利なものが増えて行く一方で、なんでもかんでもスマホ頼りの風潮にはちょっとついていけないな、と私のように感じる同年代の声もよく聞きます。
インターネットの普及により、情報化社会は加速しました。スマホを開けば、他国の情報ですら簡単に知ることができます。アメリカとロシアの冷戦、北朝鮮の動向など、昭和の時代には新聞やテレビでしか知りようがなかったことを思い返すと、隔世の感を禁じ得ません。ただ情報を受け取るだけでなく、SNSによって、自ら情報を発信できるようになったことも、30年前には思いもよらぬことでした。もちろん、メールマガジンを発行し、コラムを書いていることも、です。
さて、我々建材業界において、令和はどんな時代になるのでしょうか。一つ、これから進められていくと考えられているのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略なのですが、近頃耳にすることが増えています。しかしながら、この言葉、どうもわかりにくいですね。かいつまんで言うと、地球環境や経済活動、人々の暮らしなどの持続を可能にするために取り組む行動計画を意味します。詳細な説明をここに載せると長文になってしまいますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。2015年の国連総会で採択されたもので、すべての国連加盟国が2030年までに取り組む、とされています。SDGsに含まれるのは「貧困をなくす」、「気候変動への具体的な対策」、「質の高い教育」など17分野。日本でも企業や自治体、教育・研究機関をはじめ、さまざまな団体が取り組みを進めています。ちなみに、我々建材業界もSDGsに関わりがあります。我々が取り扱う日本各地の木材は、17分野のうちの1つ「陸の豊かさも守ろう」に通じるからです。森林は、違法伐採や過剰伐採されることなく適切に管理されてこそ、豊かな木材を継続して供給できます。木材を住宅に使うことが、国産材の持続と森林保護につながるのです。
最後になりましたが、令和という時代に私が望むのは、やはり戦争の無い、平和な社会です。住まいは家族の幸せの象徴。その幸せは、平和な暮らしがあってこそ心のうちに生まれるものですから。
令和元年も宜しくお願い申し上げます!
(2019年4月25日 記)

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原川誠
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2019年03月28日

東京五輪・パラリンピックの影響!?

毎年恒例ですが、年度末はあっという間に過ぎていきますね。
浜松はすっかり暖かくなり、
春の陽気が心地良い日が続いています。
ということは、花粉が盛んに飛び交っているわけで……。
花粉症の方は、本当にしんどい季節だと思います。
ともあれ、4月はもうすぐそこに!
フレッシュな気持ちで日々をおくりたいものですね。

さて、今回のテーマは「東京五輪・パラリンピックの影響!?」です。
開催を来年に控え、世間は東京五輪・パラリンピックへ向けて盛り上がりを見せて……はいないような? というのが、個人的な意見です。それは、都民ではないからかもしれませんが、過去の五輪を思い返してみると、私が子どもの頃はもっと日本全体がお祭り騒ぎだった記憶があります。
たとえば、1964年東京オリンピック。私は9歳でしたが、子ども心に女子バレーボール(東洋の魔女!)や体操、柔道、レスリング、水泳など日本人選手の活躍はもちろん、外国人選手の活躍も「すごい! すごい!」とワクワクしました。1964年東京オリンピックは、有色人種国家における史上初のオリンピックであり、戦後、日本が大きな復興を遂げたことを示すシンボル的な意味もあったんですよね。とにかく日本全体が、大きな興奮に包まれたことを覚えています。
対して、2020年東京五輪・パラリンピック。今のところ、国家を挙げての盛り上がりは……どうなんでしょうか。最近よく思うのですが、インターネットが普及したことも、こうした「盛り上がりに欠ける」ことの一因ではないのかな、と……。というのも、昔は、多くの人はテレビや新聞から世の中の情報を得ており、いわば情報の発信元が限られていました。家で、家族でテレビや新聞を見て、それを話しながら団らんの時間を過ごすことも多かったと思います。政治、社会、経済……世の中で大きな出来事が起きると、皆でそれを話題にできました。日本国民全体でニュースを共有していたようなものだったんですよね。でも、インターネット上に多くの情報があふれる現代は、個人が情報を選択できる時代です。見たいものだけ選んで見て、興味がないものは見ないで済んでしまう。このように考えると、いまいち盛り上がりに欠ける自分の気持ちにも頷けてしまうのです。
しかし、ちょっと見方を変えれば、2020年東京五輪・パラリンピックももっと身近な、気になるものに思えるかもしれません。そのカギは、やはり、自分が暮らす街も関わっている、ということです。実は、建設中の新国立競技場には、天竜杉が使われることをご存知ですか? 47都道府県からそれぞれ1.5~3立方メートル(震災で被災した岩手、宮城、福島、熊本の4県は計40立方メートル)のスギ(スギが無い沖縄県のみリュウキュウマツ)を合計145立方メートル調達。建物1~4階の外側に突き出す軒びさしなどに使う予定だそうです。建築家の隈研吾氏は「ナショナルスタジアムとして全国の人々が心を一つにするため」という設計意図を発表しています。日本各地の木材がどこに使われているのかを探すのも、新国立競技場を訪ねる楽しみになりますね。
子どもの頃を振り返ると、オリンピックや万博などの世界的な祭典は一生忘れられない記憶になったものでした。せっかく再び日本で開催されるのですから、今の子どもたちにもたくさんの思い出をつくってほしい。そのためには、まずは私たち大人が盛り上がらねば! ですよね。ワクワクする気持ちを温めながら、開催を待ちたいと思います。
(2019年3月4日 記

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