原川ボス 今月のコラム

2019年03月28日

東京五輪・パラリンピックの影響!?

毎年恒例ですが、年度末はあっという間に過ぎていきますね。
浜松はすっかり暖かくなり、
春の陽気が心地良い日が続いています。
ということは、花粉が盛んに飛び交っているわけで……。
花粉症の方は、本当にしんどい季節だと思います。
ともあれ、4月はもうすぐそこに!
フレッシュな気持ちで日々をおくりたいものですね。

さて、今回のテーマは「東京五輪・パラリンピックの影響!?」です。
開催を来年に控え、世間は東京五輪・パラリンピックへ向けて盛り上がりを見せて……はいないような? というのが、個人的な意見です。それは、都民ではないからかもしれませんが、過去の五輪を思い返してみると、私が子どもの頃はもっと日本全体がお祭り騒ぎだった記憶があります。
たとえば、1964年東京オリンピック。私は9歳でしたが、子ども心に女子バレーボール(東洋の魔女!)や体操、柔道、レスリング、水泳など日本人選手の活躍はもちろん、外国人選手の活躍も「すごい! すごい!」とワクワクしました。1964年東京オリンピックは、有色人種国家における史上初のオリンピックであり、戦後、日本が大きな復興を遂げたことを示すシンボル的な意味もあったんですよね。とにかく日本全体が、大きな興奮に包まれたことを覚えています。
対して、2020年東京五輪・パラリンピック。今のところ、国家を挙げての盛り上がりは……どうなんでしょうか。最近よく思うのですが、インターネットが普及したことも、こうした「盛り上がりに欠ける」ことの一因ではないのかな、と……。というのも、昔は、多くの人はテレビや新聞から世の中の情報を得ており、いわば情報の発信元が限られていました。家で、家族でテレビや新聞を見て、それを話しながら団らんの時間を過ごすことも多かったと思います。政治、社会、経済……世の中で大きな出来事が起きると、皆でそれを話題にできました。日本国民全体でニュースを共有していたようなものだったんですよね。でも、インターネット上に多くの情報があふれる現代は、個人が情報を選択できる時代です。見たいものだけ選んで見て、興味がないものは見ないで済んでしまう。このように考えると、いまいち盛り上がりに欠ける自分の気持ちにも頷けてしまうのです。
しかし、ちょっと見方を変えれば、2020年東京五輪・パラリンピックももっと身近な、気になるものに思えるかもしれません。そのカギは、やはり、自分が暮らす街も関わっている、ということです。実は、建設中の新国立競技場には、天竜杉が使われることをご存知ですか? 47都道府県からそれぞれ1.5~3立方メートル(震災で被災した岩手、宮城、福島、熊本の4県は計40立方メートル)のスギ(スギが無い沖縄県のみリュウキュウマツ)を合計145立方メートル調達。建物1~4階の外側に突き出す軒びさしなどに使う予定だそうです。建築家の隈研吾氏は「ナショナルスタジアムとして全国の人々が心を一つにするため」という設計意図を発表しています。日本各地の木材がどこに使われているのかを探すのも、新国立競技場を訪ねる楽しみになりますね。
子どもの頃を振り返ると、オリンピックや万博などの世界的な祭典は一生忘れられない記憶になったものでした。せっかく再び日本で開催されるのですから、今の子どもたちにもたくさんの思い出をつくってほしい。そのためには、まずは私たち大人が盛り上がらねば! ですよね。ワクワクする気持ちを温めながら、開催を待ちたいと思います。
(2019年3月4日 記

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原川誠
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2019年01月28日

2019年の予測と上海について

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
2019年、新しい年がはじまり、
浜松は冬晴れの日が続いています。
陽射しは暖かいですが、遠州のからっ風は冷たい……。
雪深い土地に比べると、
随分過ごしやすい街だと思いますが、冬の寒さが身に沁みます。
巷ではインフルエンザや風邪が流行っていますね。
みなさまご自愛ください。

さて、今回のテーマは「2019年の予測と上海について」です。
まずは、年始のコラムの恒例、今年の展望ですね。前回のコラムでも述べましたが、来る10月1日に消費税率が8%から10%に引き上げられることになりました。そこで予測されるのが、駆け込み需要です。住宅の場合、引き渡しが2019年9月30日までに完了すれば、消費税は8%となりますが、10月1日以降の場合は10%になってしまいます。しかし、工事請負契約を3月31日までに完了していれば、引き渡し時期に関わらず消費税は8%となることから、3月に駆け込み需要の第一波がくることが予想できるわけです。あとは9月、増税直前に引き渡すために需要が増えると言われています。
とは言え、駆け込み需要後の反動を抑えるべく、政府は住宅エコポイント制度の再開を検討しているとの報道がありましたし、住宅ローン減税の拡充や、すまい給付金の拡大も検討されているそうです。これらを踏まえると増税の前と後、どちらのタイミングで家を建てる方がお得なのか……と迷ってしまいますよね。
一つ、確かなことは、これから家を建てる可能性のある方は、日頃から情報収集を怠らないに越したことはない、ということです。建てる場所や空間のイメージ、暮らし方の希望などを考えておくことで、いざというときにすばやく行動にうつすことができます。何事も備えあれば憂いなし! です。
タイトルに加えた「上海について」ですが、昨年11月、二泊三日で上海へ行ってきました。目的は「第1回中国国際輸入博覧会」の視察です。中国国際輸入博覧会は、中国政府主導の「輸入」に特化した総合見本市で、日本からは約380の企業・団体が出品。展示スペースと出品者数は、両方とも国別で最大の参加規模だったそうです。
我々は住宅建材の問屋さんの関係者として入場しました。中国は住宅もコンクリート造りがほとんどだそうで、木造は少数派です。しかし、現在中国で1億人はいるという富裕層の中には木造住宅に関心を持っている人も多いようで、今度木造住宅関連の企業にとって中国が大きな市場となっていく可能性は高いのだとか。実際、博覧会の開催中は、多くの問合せや商談があったそうです。
私は今回初めて上海を訪れましたが、東京と見紛うばかりの大都会ぶりに驚きました! 高層ビルが建ち並び、通りは整備が行き届き、街並みは美しい。これまで抱いていた中国のイメージがくつがえりました。以前上海を訪れたことがある人達も驚いていたので、よっぽど変わったのでしょう。これから中国は世界の中心に位置する大国になっていくだろう、という考えがさらに強まりました。少子高齢化が加速する日本において、住宅産業の需要は減ることはあっても増えることはまずないでしょう。そうなると、今後、業界全体が海外に市場を探さざるを得なくなるわけで、中国の動向への注視は不可欠です。
とは言え、我々は地元あっての企業。視点はグローバルに、心はローカルに、目の前の仕事を一つひとつ、誠実にコツコツとこなしていくことこそが2019年の抱負です。そして、個人的な抱負は、中断していたウォーキングを再開し、健康維持に努めることです!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(2019年1月15日 記)

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原川誠
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2018年11月29日

2019年へ向けて

秋の日はつるべ落とし。
日没の時間が早まるにつれ、季節の移ろいを感じます。
一日が過ぎるのはあっという間、
そして、一年が過ぎるのは本当にあっという間ですね!
風邪やインフルエンザ、ノロウイルスなど、
流行り病に気を付けなければならない時期です。
栄養をよく摂り、早寝早起き、適度な運動を心がけ、
年末の慌ただしさを乗り切りたいですね。

さて、今回のテーマは「2019年へ向けて」です。
来年には消費税率が10%へ引き上げられることが発表されました。しかし、建材業界では、新築戸建て住宅の着工数に関してはそれほど大きな山はないだろう、というのが大方の見解です。駆け込み需要も大幅には増えず、増税後の落ち込みも大きくないのでは、と言われています。「山高ければ谷深し」と言いますし、希望は何事もなるべく穏やかに……。とは言え、静岡県内の新築戸建て住宅の着工数は増加しているのに、浜松はそうでもない、というのが現状なので、不安はありますが。需要は積極的に取り込み、会社の実績につなげていきたいものです。
そんな浜松において、目下消費税率よりも大きな悩みなのが、台風の影響です。台風21号、台風27号による被害は予想以上に大きく、現在も住宅の補修を待つお施主さんが多数。屋根材や外壁をはじめ、損傷の大きさはさまざまで、直さなければ暮らすのに支障がある、という方もおられ、申し訳なく思っています。我々も日々奔走していますが、なかなかスピーディには進みません。というのも、これまでもこのメルマガでたびたびお話ししているように、建築業界の人手不足は深刻なのです。加えて、現在は材料不足にも悩まされています。台風や災害で工場の生産ラインがストップしてしまったメーカーさんもありますし、折悪く設備が故障してしまったメーカーさんも。建材メーカーに限らず、日本の工場は、どこも年間の生産計画をきちんと立ててコストや人件費の削減に努めているので、自然災害などの想定外の事態に陥った場合、すぐに生産を増やすことは難しいのだそうです。また、現在の浜松では足場の数の確保も困難で、ないない尽くしにあえいでいるのが現状です。「迅速に、丁寧に」を心がけていますが、ご不便をおかけする場面もありますが、ご容赦いただければと思います。
話題は変わりますが、先日、初めてタイを訪れました。メーカーさん主宰の旅行で、首都バンコクに三泊しました。バンコクは活気にあふれており、ビルが林立するエリアにいると、東京にいるようにも感じるほど。人の数も店の数も多く、安い屋台が並ぶエリアがあれば、高級な店ばかりのハイソなエリアもあり、とにかくにぎやかな印象でした。街の夜の雰囲気は特におもしろかったです。私はパクチーが苦手なので、タイ料理は口に合わないかもしれないと思っていたのですが、おいしいタイカレーやトムヤムクンを食べることができました。短い滞在でしたが、バンコクには、これからますます成長し、発展するであろうエネルギーを感じました。日本にもこんなエネルギーがあふれると良いのですが。
さて、まだ年末まで一ヶ月以上ありますが、隔月発行のこのメルマガ、今号が2018年最後の号となります。来年は2019年。年号が代わり、新しいスタートを感じる場面が増えそうです。弊社も、建材や施工だけに注力するのではなく、新しいことを始めようといろいろと計画しています。また、これまで以上に、「三方善し」の精神を仕事に活かしていきたいと思っています。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
(2018年11月8日 記)

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