原川ボス 今月のコラム

2018年07月31日

旅先で考える街おこし

いよいよ7月。
創業60周年の記念式典を月末に控え、
慌ただしい日々を過ごしております。
先月の大阪北部地震に続き、
西日本の豪雨でも大きな被害がありましたね。
お亡くなりになられました方々のご冥福を
心よりお祈りいたしますとともに、
被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
報道を通じて現地の様子を目にしましたが、
決して他人事ではない、
いつ起こるかわからない災害に備えるべきと、
改めて身が引き締まる想いでした。
被災地の早期復旧をお祈り申し上げます。

さて、今回のテーマは「旅先で考える街おこし」です。
先月のメールマガジンでも告知しましたが、先月末、名古屋で開催された「住まいの耐震博覧会」に参加してきました。大型バスを借り、総勢56名での日帰りの旅です。今年も展示会は大盛況で、多くの人でにぎわっていました。住宅に関する最新情報をはじめ、見ごたえのある展示でしたが、地震が起きても倒れない家づくりのための耐震工法や耐震リフォームの情報も充実しており、地震への備えの重要性を感じられる内容だと思いました。また、自宅で過ごす時間が長い高齢者が健康に暮らすための「スマートウェルネス(健康・省エネ)住宅」の展示も興味深かったです。これからますますスマートウェルネス住宅の需要が増えていくのではないでしょうか。
午後に向かったのは、名古屋城本丸御殿です。約10年に及ぶ復元工事を経て完成し、先月から一般公開が始まりました。テレビや新聞でも大きく取り上げられましたよね。本丸御殿は1615年に徳川家康の命によって建てられたそうです。1930年には天守閣とともに国宝に指定されましたが、昭和20年の空襲により建物の大部分が焼失しました。このたび復元が叶ったのは、名古屋城に江戸時代の文献や戦前の写真、実測図などの史料が残されていたからだそうです。
見どころは、何と言っても日本古来の工法や技法、伝統技術です。外観の美しさにも目を奪われましたが、山水花鳥を描いた障壁画、飾金具などで彩られた豪華絢爛な室内のすばらしさには圧倒されました。最高級の檜をふんだんに使用していて、その香りが室内に漂っていたのも印象に残っています。
あれだけこだわってきっちり復元できれば、ますます名古屋城には観光客が集まるでしょうね。その後向かった金シャチ横丁には名古屋メシが勢ぞろいしており、お土産物屋さんも充実。こちらも大勢の人でにぎわっていました。浜松城も木造での復元を望む声がありますが、今回訪れた名古屋城は、城の復元のお手本としてはもちろん、観光客を集めるお手本としても大いに参考にすべき点があると思いました。
また、先月は問屋さん主催の会合のため、一泊二日で函館を訪れる機会にも恵まれました。学生時代以来の函館は、街のにぎわいは少し寂しくなった感じがしましたが、おいしい海鮮料理を味わうことができました。予想外の収穫は、旅程の二日目にセグウェイを体験できたことです! セグウェイは立ち乗り型の電動二輪車で、アクセルやブレーキの操作なしに体重移動だけで発車や停止ができる乗り物です。約30分の練習時間の後、元ゴルフ場だった広大な敷地をセグウェイで散策しました。体験するまでは、さほど興味はなかったのですが、いざやってみるとおもしろい! ジャイロセンサによる自律制御機能が搭載されているので、不思議と安定感があり、近未来の乗り物に乗っているような感覚がおもしろかったです。浜松も自然豊かなエリアが残されているので、こうした体験型のレジャーで観光客を呼び込む案もアリかもしれないな……などという考えが頭をよぎりました。
やはり、旅先でいろいろなものを見たり、体験したり、感じたりするのは良い刺激になりますね! 見聞きしたこと、考えたことは、自分の中に蓄積されます。そして、いつか仕事のアイデアに結びつくかもしれません!
(2018年7月9日 記)

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原川誠
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2018年05月28日

精神的な満足を提供したい!

浜松まつり、無事に終わったな……。
ゴールデンウィークを終え、
今年もほっと胸をなでおろす自分がいます。
私が暮らす町内は、今年の初子は三名。
ご家族の笑顔が見られてうれしかったです。
天候に恵まれ、観光客のみなさまにも
大いに楽しんでいただけたのではないでしょうか。
まつりの後は疲れが出ますが、気分も新たに、
仕事に力を注いでいこうと思います!

さて、今号のテーマは「精神的な満足を提供したい!」です。
我々建材屋は、日々家づくりの現場にいます。年間、100棟、200棟……、決して少なくない数の新築戸建住宅の施工に関わらせていただいています。そんな中、近頃よく考えるのが、「我々にとっては、数多くの中の1棟。しかし、お施主様にとっては、人生の終の棲家になりうる、唯一無二の住まいなのだ」ということです。当たり前のことなのですが、改めて考え直す機会がありました。そのきっかけは、お施主様からのクレームです。
クレームの具体的な内容をここに記すことは控えますが、その発端となったのは、我々家づくりの現場の者たちの間で、「仕事に対する意識の共有」がなされていなかったことでした。この「意識」は、言い換えるなら「常にお施主様の立場になって考え、行動すること」です。
お施主様にとって、家を建てることはおそらく一生に一度の機会です。どんな家にしようか、考えて、調べて、悩んで……、いくつもの決断を経て、建てることを決めるわけです。ほとんどの方はローンを組むことになり、まさに、清水の舞台から飛び降りる覚悟で臨む方も多いと思います。中でも、自由設計の注文住宅は、細かな部分まで希望をかたちにすることができるので、思い描く「理想の家」には譲れない部分が多く含まれているはずです。
ですから、我々は、お施主様の家づくりを物理的に行うのはもちろんですが、精神的な面でも満足を感じていただけるように配慮を怠らぬ努力が必要です。「ああ、この建材屋さんに頼んでよかったな」。そう感じていただくためには、ただ建材を卸すだけではだめなのだと思います。たとえば、商品の扱い方、納品の仕方、実際の施工の様子など、我々が配慮を発揮する場面はいくらでもあります。毎日のように現場を見に来られるお施主様もいらっしゃいますから、いつ目にしても満足していただくために、「自分だったらこうされたら嬉しい」という発想で仕事をしよう、と社内の会議で従業員と話をしました。
家づくりは、完成までの時間も楽しみ、喜んでいただきたい。そのためにできることを、これからも考えてまいります!
(2018年5月11日 記)

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原川 誠
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2018年03月28日

熊本城の石垣

一月往ぬる、二月逃げる、三月去る。
昔の人はよく言ったものですね。
まさにこの言葉のとおり、あっという間に三月になりました。
毎年恒例の花粉症でお悩みの方も多いでしょう。
かくいう私は、原因不明の肩の痛みが先日から悩みのタネです。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、
いつも以上に健康管理を徹底したいものですね。

さて、今号のテーマは熊本城の石垣について。
二月下旬、一泊二日で熊本に行ってきました。問屋さん主催の視察旅行で、最大の目的は熊本城を見ることです。出発は富士山静岡空港から。福岡に降り立ち、バスで熊本に入りました。九州は不案内なのですが、福岡と熊本、意外に近いなあと思いました。
みなさんもご存知の通り、2016年4月の熊本地震により、熊本城も甚大な被害を受けました。刻々と復旧工事が進んでいることはニュースで目にしたことがありますが、実物を目の前にした時は、その威容に驚きました。地元の浜松城とは、敷地全体を含めてスケールが違うのですね!
まだ地震の爪痕は至るところに残っていましたが、熊本城の特長の一つである石垣の被害は痛々しいほどでした。西南戦争でもほぼ被害がなかったこの石垣、“石垣普請の名手”と言われる加藤清正公が築いたことで知られており、地面付近は勾配が緩く、上がるに従い勾配がきつくなる独特なもの。別名武者返し(むしゃがえし)と呼ばれており、熊本銘菓にも同名のお菓子があるんですよ。確かに、石垣の上のほうを見上げてみればほぼ垂直! これでは登るのは難しい! この急な部分は「算木積(さんぎづみ)」と呼ばれる積み方だそうで、石垣の角の部分に長方形の石を左右交互に積んであることが強度の理由だとか……。
現在、石垣はパズルのピースをはめるように、元通りの配置で組み直すべく工事が進められています。一つひとつ、元の場所を確認して戻すには長い時間がかかるようです。
阪神・淡路大震災から今年で23年、そして東日本大震災から7年が経ちます。南海トラフ地震が起きた場合に大きな被害が予想される浜松は、地震をはじめとする自然災害は対岸の火事ではありません。熊本を訪れたことで、改めて被災地の復興への道のりを考える機会を得ました。
余談ですが、熊本の中心街のにぎやかだったこと! 再建が進む街の力を体感できました。馬刺しや辛子れんこんなどの郷土料理も食べられましたし、パワーをたくさんもらえた二日間でした。
(2018年3月6日 記)

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