原川ボス 今月のコラム

2019年09月27日

消費税増税について、徒然に

このコラムを書いているのは、9月上旬、
まだまだ暑い日が続いています。
秋になると心配になるのが、台風ですね。
先日の台風15号は、千葉県に甚大な被害を出しました。
昨年10月には、ここ浜松も台風の影響で
大規模停電に見舞われましたし、
本当にいつどこでどのような災害が起こるかわかりません。
改めて日頃から備えるべきだと思いました。

さて、今回のテーマは「消費税増税について、徒然に」です。
いよいよ10月には消費税が増税されます。消費者目線で考えると、増税前に買っておいたほうが良いものを検討すべき時期ですね。日用品などは、売り上げが大幅に伸びているようで、買えるだけ買っておこう……と、まとめ買いしている方も多いと思います。しかし、建材を扱う中間業者の立場で見ると、経理面以外では、実は増税の影響はほとんどありません。増税の前と後で、請求書をきっちり分けることに気を配るぐらいでしょうか。
年明けから予測していたように、新築戸建住宅の駆け込み需要はほとんどなく、我々も例年と変わらないペースで仕事ができています。ただ、リフォームの割合が多い企業や職人さんは、9月中に受け渡しを完了させるべく、多忙な日々を送っているそうです。2019年3月末までに請負契約を済ませておけば、完成が10月以降になっても8%税率が適用されたのですが、実際は4月以降にリフォームの申込みをするお施主さんも少なくなく……というのが理由です。住宅は10年、20年と住み継げば、突然不具合が出ることもありますから、先々を見越してメンテナンスを計画することをおすすめします。
しかし、以前から疑問だったのですが、住宅関連で消費税がかかるものってたくさんありますよね。建物の購入代金はもちろん、仲介手数料、引っ越し費用、家具、家電……。中には、「消費するものじゃないのでは!?」というものにも消費税がかけられている気がします。住宅には固定資産税がかかりますし、二重課税とも言えるような……。ともあれ、今後、戸建て住宅の新築をお考えの方は、住宅ローン減税やすまい給付金など、住宅購入の負担が緩和される制度がありますので、それらを上手に利用しながら、家づくりを進めてくださいね。
2019年も残り3か月ほどになりました。先日、第4次安倍第2次改造内閣が発足しましたが、果たして景気の失速を回避させられるでしょうか。増税後の景気の動向への不安はぬぐえませんが、明るい気持ちで秋を越したいものです。
(2019年9月6日 記)

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2019年07月30日

時間をかけて、納得のいく家づくりを

あっという間に7月ですね。
今年も暑い季節がやってきました。
とは言え、天候によっては
長袖で丁度良い気温の日もあり、
外出時の服装選びに迷う方もいると思います。
気温差が激しいので、
体調を崩してしまう人も多いですよね。
日頃から健康管理に気を配り、
ベストコンディションを心がけつつ、
夏本番を迎えたいものです。

さて、今回のテーマは「時間をかけて、納得のいく家づくりを」です。
2019年も後半に入りました。新元号・令和の響きにすっかり慣れましたし、消費税増税への心の準備も着々と進んでいます。我々建材業者にとって、消費税増税の実施の影響がいかほどかは、非常に気にかかるところですが、現時点では、新築戸建て住宅着工数のペースは例年とほとんど変わらない印象です。むしろ、駆け込み需要もさほどない手応え。というのも、政府しかり、ハウスメーカーや工務店しかり、「増税前に家を建てる方が断然お得!!」とお施主さんに発破をかけないからだと思います。
消費税は土地代にはかからず、建物のみにかかります。仮に新築の建物部分をもろもろ含めて2000万円とすると、税率8%の時は160万円、税率10%になると200万円でその差額は40万円です。決して小さくはない額ですが、この40万円の差を埋められると言われている制度をご存知ですか。「住宅ローン減税控除期間の3年間の延長」、「すまい給付金の増額」、「次世代住宅ポイント制度」です。詳細は省略しますが、「近いうちに戸建て住宅を建てたいな……、と考えているうちに増税してしまう!」と、諦めかけている方は、ぜひ一度、上記のキーワードを調べてみてください。きっと、「慌てなくても大丈夫」と安心できるはずです。時間をかけて、納得のいく家づくりを進めてくださいね!
そんな増税の影響は、建材の値上がりにも……。原材料費や輸送費の高騰のしわ寄せで、値上がりが続いています。それも、いきなり大きく値上がりするのではなく、少しずつ少しずつ、まるでボディーブローのように効いている値上がりです。増税後も続きそうで、利益率の減少が懸念されます……。
さて、ちょっと強引な話題転換ですが、建材の原材料つながりで、先月マレーシアへ視察にいった時のことを記したいと思います。訪れたのは、マレーシア領の西側3分の2を占める、ボルネオ島のサラワク州。ここに建つ、大建工業株式会社の工場では、ベニヤ板やMDF(木材を繊維状にして圧縮、固めたもの)を製造しています。普段何気なく手にしている建材の製造過程を見るのは新鮮な体験でした。ラワン材と言われる合板の原木を見たのですが、大きくまっすぐで節が無く、枝が少ない! きれいな木だなあ、これは加工しやすいからドンドン伐採されるわけだ……と納得がいきました。マレーシアは初めて訪れましたが、これまで滞在したことのあるフィリピンやタイに比べると、治安が良く、街並みがきれいで、どんどん発展している印象を受けました。それでいて、東南アジア独特のゆったりとしたムードも漂っており、視察以外の時間はのんびりと過ごすことができました。以上、記念すべき(!?)令和初の海外視察旅行のご報告でした!
(2019年7月1日 記)

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2019年05月30日

令和はどんな時代に!?

平成の終わりと令和の始まりをはさんだ
ゴールデンウィーク、
皆様はどのように過ごされましたか?
10連休を楽しんだ方もいれば、
休んでばかりはいられなかった……という方もいたと思います。
かくいう弊社も、10連休ではなく、
連休前は急ぎの仕事に追われ、
連休明けも急ぎの仕事に追われ……。
となるのは必至なので、このコラムは
ゴールデンウィーク前に執筆しました。
メールマガジン発行までタイムラグがありますが、
お付き合いいただけますと幸いです。

さて、今回のテーマは「令和はどんな時代に!?」です。
新元号の発表以来、「さよなら平成」ムードが高まっていますね。テレビやラジオ、新聞や雑誌等、各媒体で盛んに平成回顧の情報が取り上げられています。懐かしいヒットドラマやヒットチャートを見聞きして、平成を振り返る方も多いのではないでしょうか。
私は昭和時代に弊社に入社し、平成になって社長職を継ぎ、今に至ります。社会に出て三つ目の元号を迎えるにあたり思うのは、とにかく便利な世の中になったな、ということです。
特に、インターネットの普及は、世の中を大きく変えたように思います。1990年代にインターネットサービスプロバイダがサービスを開始し、早30年。ダイヤルアップ接続サービスだった時代は今や遠い昔、現在は街中のFree Wi-Fiを利用できるようになりました。携帯電話はスマートフォンになり、そのスマートフォンでキャッシュレス決済も可能になり、財布を持たずに出かけられる世の中に。こうした便利なものが増えて行く一方で、なんでもかんでもスマホ頼りの風潮にはちょっとついていけないな、と私のように感じる同年代の声もよく聞きます。
インターネットの普及により、情報化社会は加速しました。スマホを開けば、他国の情報ですら簡単に知ることができます。アメリカとロシアの冷戦、北朝鮮の動向など、昭和の時代には新聞やテレビでしか知りようがなかったことを思い返すと、隔世の感を禁じ得ません。ただ情報を受け取るだけでなく、SNSによって、自ら情報を発信できるようになったことも、30年前には思いもよらぬことでした。もちろん、メールマガジンを発行し、コラムを書いていることも、です。
さて、我々建材業界において、令和はどんな時代になるのでしょうか。一つ、これから進められていくと考えられているのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略なのですが、近頃耳にすることが増えています。しかしながら、この言葉、どうもわかりにくいですね。かいつまんで言うと、地球環境や経済活動、人々の暮らしなどの持続を可能にするために取り組む行動計画を意味します。詳細な説明をここに載せると長文になってしまいますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。2015年の国連総会で採択されたもので、すべての国連加盟国が2030年までに取り組む、とされています。SDGsに含まれるのは「貧困をなくす」、「気候変動への具体的な対策」、「質の高い教育」など17分野。日本でも企業や自治体、教育・研究機関をはじめ、さまざまな団体が取り組みを進めています。ちなみに、我々建材業界もSDGsに関わりがあります。我々が取り扱う日本各地の木材は、17分野のうちの1つ「陸の豊かさも守ろう」に通じるからです。森林は、違法伐採や過剰伐採されることなく適切に管理されてこそ、豊かな木材を継続して供給できます。木材を住宅に使うことが、国産材の持続と森林保護につながるのです。
最後になりましたが、令和という時代に私が望むのは、やはり戦争の無い、平和な社会です。住まいは家族の幸せの象徴。その幸せは、平和な暮らしがあってこそ心のうちに生まれるものですから。
令和元年も宜しくお願い申し上げます!
(2019年4月25日 記)

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