原川ボス 今月のコラム

2024年01月29日

2024年の展望と抱負

新しい一年が始まりましたね。
元旦の能登半島地震により
お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、
被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
被災地では不安な日々が続いていることと存じますが、
皆さまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。
弊社も募金をはじめ復興支援をするとともに、
改めて災害の備えを見直そうと考えています。

さて、今回のテーマは「2024年の展望と抱負」です。昨年は、新築戸建て住宅の値上がりにより着工数が伸びませんでしたが、今年もその傾向は続きそうです。例年であれば、1月以降はハウスメーカーや工務店の3月の決算に向けて、駆け込み需要が増えるのですが……、今年は忙しくならないかもしれません。
日本経済はゆるやかな回復が続いていると言われていますが、消費者にとってはなかなか実感が難しいのが現状だと思います。昨年は新型コロナの5類移行により、サービス業は消費が盛り返しましたが、円安やウクライナ情勢の影響で物価が上昇。住宅の価格も約2割の値上げになってしまいました。生活必需品の2割の値上げは家計に打撃ですが、単価の高い住宅の2割の値上げの影響は大きいです。大手企業の賃金は上がっていますが、中小企業の賃上げはまだまだ途上ですし、物価上昇には追いついていないと思います。今年こそ、物価の安定と賃上げなどによる、経済の好循環を期待します。
今は、結婚後も正社員共働き世帯が増えているので、世帯収入は二馬力あると考えられます。浜松では、子どもの誕生をきっかけに家を建てる夫婦が多いですし、そのためにも共働きを選ぶと聞いています。それにも関わらず、新築戸建て住宅の需要が伸びないのは、少子化に加えて、未婚率の上昇や晩婚化が関係していると思います。政府は少子化対策だけでなく、結婚の後押しをする支援や施策も推し進める必要があるのではないでしょうか。
4月には、いわゆる2024年問題も始まります。2024年問題とは、時間外労働の上限規制によって起こりうるさまざまな問題を指す言葉です。特に、物流・運送業の運転手などの残業時間の上限規制が始まることで、人手不足や配送の遅れが懸念されています。建設業に携わる弊社にも大きな影響のある問題で、積み込みや荷下ろしの時間の短縮や荷待ち時間の削減など、対策の確立が必須です。メーカーさん、問屋さん、職人さんなど、関係者の皆さまと連携して対応していきたいです。
このたびの能登半島地震によって、住宅の耐震の重要性を再認識した方は多いのではないでしょうか。特に昭和56年5月31日以前の建築物は、旧耐震基準で建てられているため、新基準で建てられたものに比べて耐震性に劣ります。耐震診断や耐震改修には費用がかかりますが、国と地方公共団体が支援制度を講じているので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
最後になりましたが、2024年の個人的な抱負は、やはり健康維持です。冬になり、寒くて休みがちになっているウォーキングを再開して、筋力アップに努めようと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(2024年1月12日 記)

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原川誠
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2023年11月27日

2023年を振り返って

このコラムを執筆しているのは11月初旬です。
早いもので、今年も残すところ2か月を切りました。
毎年感じることですが、時間が経つのは早いですね。
今年は10月に入っても夏日の暑さが続きましたが、
11月に入り一気に秋が深まっています。
すでにインフルエンザの流行が始まっていますが、
健康で年を越すためにも、
日頃から体調管理にお気を付けください。

さて、今回のテーマは「2023年を振り返って」です。毎年恒例のテーマですが、やはりこの時期は1年を振り返り、来年の糧にしたいものです。
このコラムでも毎回のように述べてきましたが、今年の新築戸建住宅の着工数は、なかなか伸びませんでした。先日、問屋さん主催の研修旅行に参加しましたが、そこで同業他社の方々の話をいろいろと聞くことができました。全国平均で見ると、多くの企業が、およそ1割も売り上げが落ちている、と聞いています。かくいう弊社も2割近く落ち込んでいます。その理由として考えられているのが、地元密着型の住宅メーカーの着工数の落ち込みです。全国展開している大手メーカーはモデルハウスや展示場が充実しており、共働き家庭は家づくりにかかる時間的・精神的な負担が減らせるため、大手を選ぶケースが増えているそうです。また、高性能住宅の説明や、補助金や各種手続きなどの説明も、ノウハウが確立している大手の営業マンの方がスムーズという意見も多いのだとか……。
建材をはじめとする家を建てるための資材の大きな値上げは、昨年からずっと続いている懸念事項です。それは未だ解消されることなく、資材のほとんどは高値のままで、一度値上げしたものは今後下がるとは考えにくいです。ただ、9月頃から、仕事の量がだんだんと戻りつつあります。来年は以前のような忙しさに戻ることを期待しています。
住宅メーカーは、保育園や事務所、介護施設や倉庫などの非住宅建築物への事業展開を推進しています。建材を扱う我々も、新たな仕事を生み出すために挑戦する時です。「ピンチはチャンス」と言われるように、窮地の時こそ社員一丸となって困難を乗り越えていきたいものです。景気が上向きになり、収入が増えてこそ、家を建てたいと思うのが人の心理。政府が更に経済対策を推し進めてくれると良いのですが。
個人的な来年の抱負は、毎年恒例ですがやはり健康管理です。年に一度受けている人間ドックは、今年も年齢相応の結果でほっとしました。ただ、今年は会食の機会がコロナ前の頻度に戻ってきているせいか、総コレステロール値が高めだったので、日課のウォーキングを続けて、体重管理に注意していきたいと思います。
最後になりましたが、今年も大変お世話になりました。何かとご多用とは存じますが、どうぞ良き年をお迎えください。来年もよろしくお願い申し上げます。
(2023年11月6日 記)

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原川誠
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2023年09月28日

2023年の着工戸数の動向とDX化

暦の上では秋が深まる時季ですが、
このコラムを執筆している9月上旬も、
相変わらず暑い日が続いています。
今年は、連続真夏日の記録更新が話題になりましたね。
早く衣替えがしたくなる気温になってほしいです。
天候と言えば、引き続き心配なのが大雨です。
不測の事態にも慌てず行動するために、
改めて備えをきっちりしておきたいですね。

さて、今回のテーマは「2023年の着工戸数の動向とDX」です。
世間ではノーマスクの人が増え、ウィズコロナの時代のはじまりを感じます。さまざまな会合が本格的に再開し、大勢の集まりに顔を出すことにためらうこともなくなりました。インフルエンザと同様に、コロナの感染者がゼロになることはないでしょうが、普段から予防を徹底し、コロナ前の生活に近づけていけると良いですよね。
今年も物価上昇が続いていますが、住宅価格は高止まりで落ち着いています。今後、大きく値下がりすることはないと言われているので、家づくりを考えている方は、今の価格を念頭に置いて検討すると良いと思います。
毎年、夏の暑い時期は着工戸数が停滞するものですが、9月以降は着工戸数が増加していくのが通例でした。しかし、今年はどうもそうはいかないようです。建設経済研究所の8月の発表によれば、2023年度の新設住宅着工戸数は、前年度比0.9%減の85.3万戸の予測だそうです。その理由は、建設コストの高止まりや円高の影響、住宅ローン金利上昇に対する懸念などのマイナス要因が続いていること。しかし、2024年は、住宅取得マインドの回復が期待されることから、微増の85.5万戸と予測されています。住宅関連の展示会も、コロナ前と同様の形態で開催されるようになりましたし、これからの好転を期待したいです。
近年、建材業界でも何かと話題に上るDX(デジタルトランスフォーメーション)。デジタル技術を活用し、従来の業務プロセスやビジネスモデルを変革し、業績の向上や競争力の強化を図る取り組みです。しかし、日本の建設業界や建材業界は、職人さんの高齢化や後継者不足などの問題から、なかなか現場でのDX化が進みにくいのが現状です。デジタルスキルを持つ専門家が、現場でのトレーニングや教育プログラムを根付かせることでDX化を推し進めようという動きも出ていますが、我々の身近で考えると、まずはFAXでのやり取りをメールでのやり取りに変えるところから……が第一歩ですね。便利なものは積極的に取り入れて効率化を図り、時代の変化を恐れずに、成長を続ける。そんな志を持って、建材業のDX化にも取り組みたいものです。
(2023年9月8日 記)
 

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