原川ボス 今月のコラム

2025年05月30日

浜松まつりと近況

浜松まつり一色だったゴールデンウィークが終わり、
日常が戻ってきました。
少し前まで長袖を着ていたのに、
今はもう半袖じゃないと過ごせないぐらいの陽気。
5月とは思えない気候が続いています。
寒暖差疲労が心配な時期だけに、
体調管理に注意して過ごしたいですね。

さて、今回のテーマは「浜松まつりと近況」です。
まずは浜松まつりのことからお伝えします。今年の来場者数は3日間で約250万人。昨年度より4万人増え、嵐の松本潤さんが参加した2023年に次いで過去2番目に多い人数でした。天候に恵まれたことや、市中心部会場のイベントの時間を昨年よりも延長したことなどが、来場者数増加の理由だと言われています。加えて、近頃の物価高によりレジャー費を抑えたい人たちが、遠出するよりも近場のイベントを選んだ、ということも理由であるようです。
浜松まつりは長い年月の間にさまざまな変更が為されてきました。古き良き時代から参加してきた身からすると、御殿屋台引き回しの開始時間は、もっと遅くした方が観光客に喜ばれるのではないかと思っています。御殿屋台は華やかな装飾が施された、豪華絢爛さが見ものです。太陽の光の下でも十分見ごたえがありますが、ライトアップした御殿屋台こそ「見に来てよかった」と感動していただけるものだと思います。いろいろな規制や条件などを踏まえて決定した開始時間だということは理解できるのですが、個人的には完全に日が暮れてからスタートできたらいいのになぁ、と思ってしまうのです。来年はどうなるでしょうか……。
さて、次に最近の仕事関連の動向について。以前お伝えしたように4月から「4号特例」が縮小されました。「4号特例」とは簡単に言うと一般的な木造2階建ての住宅の建築確認申請を免除することです。この特例が廃止となると、建築事業者の負担が増える上に、完成までの日数が従来よりも長くなってしまう可能性が高いので、なんとか2024年度中(3月末まで)に着工すべく、駆け込み需要がありました。しかし、そんな駆け込み需要も、昔に比べるとそれほどの忙しさでもなく……。住宅価格上昇は止まらず、今年も新築戸建て住宅の着工数は伸び悩みそうです。
現在も、マイホームを持つことを迷っているご家庭は多いと思いますが、そんな中でも家づくりのトレンドや動向のチェックは続けていただきたいです。というのも、限りある予算の中で、自分たちの希望が叶う家をつくるためには最新の情報を集めることが不可欠だからです。
たとえば、一説によると、近年の家づくりのトレンドは「省エネ」です。「断熱性や気密性に優れていること」、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」などを実現することで、建築時のコストは高くなっても、住んでからのランニングコストは抑えられるので、生涯暮らす家として見ると安く済むこともあり得ます。たとえ迷う時間が長くなっても、その分多くの情報を得られるので、じっくりと理想の家づくりを進められる、と考えることもできます。
どんなことであっても、視点を変えれば逆風が追い風に感じるかもしれませんね。弊社も、いろいろな事態を想定しながら、荒波を乗り越えていきたいものです。
(2025年5月8日 記) 

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

2025年03月28日

新しい物事

早いもので3月。今年度が終わろうとしています。
今年も花粉の飛散量がものすごいですね。
皆さん、対策は万全でしょうか。
毎年3月は年度末の慌ただしさと
新年度に向けた準備で、めまぐるしい日々だと思います。
万全の態勢で4月を迎えるためにも、
体調を整えて元気に過ごしましょう。

さて、今回のテーマは「新しい物事」です。
日本でもすっかり浸透したSDGs(持続可能な開発目標)。サステナブルという言葉もよく耳にするようになりましたが、建材業界にもサステナブルの波がきているのをご存じですか。それがサステナブル建材です。環境への負荷が小さな建材やリサイクル可能な建材、自然素材を積極的に使っている建材などのことで、注目を集めています。とはいえ、当社ではまだ実際に取り扱ったことはないのですが……。
サステナブル建材はメリットがある反面、従来の建材よりも高額な場合が多いので、現時点では戸建て住宅で使われることは少ないかもしれません。量産型の建材よりもコストがかかりますし、素材によっては設計や施工に専門知識が必要になることもあるそうです。現在は企業が社屋や工場などの建設の際にサステナブル建材を使うことでSDGsへの取り組みをかたちにして、企業のイメージアップにつなげるケースが多いといわれています。
ただ、紙製品やペットボトルなどのリサイクルが進んでいるように、サステナブル建材も多く使われるようになればコストが下がっていく可能性があります。だんだんと安くなっていけば戸建て住宅でも積極的に使われるようになるかもしれません。建材の種類によっては耐用年数が長い、メンテナンスの手間がかからないなどのメリットもあります。サステナブル建材が周知されれば、人気が出ることも考えられます。
さて、周知といえば、来たる4月から始まる「4号特例の縮小化」です。前号でも触れたように、建築基準法が改正されることで、建築確認申請の流れが大きく変わります。4号特例が導入されたのは1983年。建築確認手続きの簡素化によって住宅建設を促進することを目的として機能してきました。しかし、4月からこの特例を縮小化。一般的な戸建て住宅を建てる際に必要な手続きや必要書類が大きく変更されます。これまでよりも時間に余裕をもたせた施工スケジュールになると思いますので、ご承知おきください。
今回も徒然に綴りましたが、年度の切り替わる時期は、毎年さまざまな変化を感じます。新制度や新製品など、新たな物事にうろたえることなく、しっかりと理解して使いこなしていきたいものです。
(2025年3月7日 記)

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

2025年01月31日

2025年の展望と抱負

2025年が始まりましたね。
みなさまは、どんなお正月を過ごしましたか?
世間ではインフルエンザが流行していますが、
ここ浜松も例外ではなく、
私の周辺でも罹患する人が増えています……。
マスクを着けて、手洗いとうがいをしっかりして、
よく寝てよく食べて、予防を続けていきましょう!

さて、今回のテーマは「2025年の展望と抱負」です。毎年恒例の年始に思うことを徒然に書きたいと思います。
新年の報道番組では、「巳年にかけて脱皮(再生と復活)の一年に」というあいさつをしばしば耳にしました。ここ数年は、新築戸建て住宅の着工数の伸び悩みが続き、売上が芳しくありませんが、我々も巳年にあやかり、苦境から脱皮したいものです。
年の初めの恒例行事と言えば、普段はなかなか顔を合わせる機会のない人たちとの集いです。先日、年始早々に中学校の同窓会がありました。2年に1回のペースで開催しており、学年単位で集まっています。心は10代に還り、旧交を温めつつ、軽口をたたきつつ……の楽しいひと時です。このコラムを書いている現在は1月10日ですが、1月中は、仕事関係の新年の集まりをいくつか予定しています。そこでは、今年の建築業界の予想が話題に出ると思うので、またコラムでもご紹介しますね。
前号では1年の振り返りを綴りましたが、今号では新しく始めたことをご紹介します。昨年10月に同一業種の企業とM&Aを行いました。先方は代表が高齢で後継者がいないため、以前より交流のあった当社と合併に至りました。合併後も先方の社名や雇用者は変わらず、これまで通りの業務を進めてもらっています。事業内容に共通部分が多いとは言え、お互いに長年培ってきたやり方があります。たとえば、アナログの良さ、デジタルの良さなど、合併したからこそ気づくことや見えてくるものが多く、あれこれ工夫や改善の余地があることもわかり、勉強になります。
今年は、リノベーションにも力を入れていきたいですね。春にはマンション一室のリノベーションが完了する予定なので、たくさんのお客様に見ていただきたいです。水回りのメーカーさんに協力してもらう予定なので、そちらのショールームとしても機能できると思います。リノベーションの前と後をしっかりと撮影して施工例にまとめて、今後リノベーションやリフォームのご相談を受ける際に活用できればと思います。
最後になりましたが、個人的な抱負は気力を充実させて、元気でいることです。そのためにも、今年も1日7000~8000歩を目安に40~45分程度のウォーキングを継続したいです。食生活では納豆やオクラ、メカブ、スーパーフードのアカモク(海藻の一種)、ヨーグルトなどを積極的に摂って、体の内側から健康でいられるように気をつけています。家に閉じこもらずになるべく外に出て、健康管理を万全にして今年も一年がんばろうと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
(2025年1月10日 記) 

Profile

名前
原川誠
Profiles/原川誠2.png

前のページ

次のページ

  • 1
川原の最新情報をメールでお届け 住まいのことならお気軽にご相談ください
▲PAGE TOP